りんねるの日々

楽しい介護

紙オムツ体験

大人向けの紙オムツを体験した。装着して一晩寝てみた。つけごこちはそんなに悪くない。最近寒いからお尻全体が包まれて暖かかった。

夜用ナプキンみたいな感じかな。

寝ながら排泄してみようと思ったんだけど、できないのよ!

でない、でない。

びっくり。

つけたまま便座に座ってやっとでた。

寝てると膀胱も横になるから、尿が溜まっていてもでない。寝たままするとなると、膀胱限界まで尿が溜まって溢れ出す感じじゃないと出ない。

尿がでた後のオムツは気持ち悪い。吸収してはくれるんだけと、べたつきがある。






グループホーム見学

認知症対応型グループホームとデイサービスを見学してきた。知り合いが経営してるところだけどね。
グループホームは高齢者の人が介助を受けながら共同生活をするところ。
個室があり、私物も持ち込める。出来ることは自分でということで一緒に料理を作ったり自宅のように過ごせる。

これは、お金をもらって仕事としてじゃないとできないわー!って思った。
家で認知症の人の介護をするってのとは、介護する人の人生をだいぶ犠牲にするなぁーって。
実際、目の当たりにしたらこりゃしんどすぎるわって感じ。

「ごはんー、ごはんー」と一日中言ってる人がいて、自宅で二人きりで言われたら精神的にやられるわこれ。

いくらお金があっても、時間があっても、介護は一筋縄ではいかないな。



 

つけパンひたパン

クノールカップスープの、つけパンひたパンのCM気になるぅ。

 これって、汁物に浸してパンを食べるという高齢者向けの食べ方提案ですよね。

高齢者になると唾液の分泌量が減って、パサパサしたものが口の中にくっつくようになる。それをスープに浸してやわらかくして食べるという提案が高齢者向けだねえ。

井ノ原さん、横山さん、手越さんという人気者ジャニーズがCMしているというのもいいね。

 

これからの市場の動向を考えればどの商品も高齢者向けを考えざるをえない。スープも食パンも若者向け商品という感じ。それをコラボして高齢者向けに提案してるね。

 

ちなみに、介護食はやわらかさを基準に4段階に分かれている。

区分1:容易にかめる

区分2:歯茎でつぶせる

区分3:舌でつぶせる

区分4:かまなくてよい

 

細かくすればいいんじゃないのよ。柔らかくしなきゃ。

一口大でやわらかく。


日本の農家の方は、この分野狙い目だろうなあ。

 

AED使える?

最近、至る所でAED(自動体外式除細動器)を見かけますね。駅とかデパートとかマンションの一階とか。

先日、AEDの使い方の講習会に出席してきた。低周波治療器のような粘着性があるパットがあって、それを貼る場所も図解されていて、誰もが使えるようになってた。
AEDがその人の心音を計測してくれて、電気ショックが必要かどうか判断してくれる。

な、なんて賢いのよ。

私は、AEDがなんなのかを知らなかった。倒れた人につかうものぐらいの知識しかなかった。

自動的に計測してくれるのねー。
電気ショックを与えてくれるのねー。
必要なら必要と言ってくれるし、必要ないなら要らないと言ってくれるのねー。
でも心臓マッサージは必要なのねー。

どんなに機械が普及しても使い方がわからければ使えない。
もっと気軽に使い方が習えたらいいなぁーって思った。

ちなみに、AEDは、2002年に高円宮憲仁親王がスポーツ活動中の心室細動により急逝したことの影響で大きく普及したんだって。

どんなに民間団体が設置を求めても普及しないけど、皇族が一人亡くなったら爆発的に普及するなんて、とっても日本的だと思った。

【映画】永遠の0

永遠の0の映画を観てきた。泣いたあ。原作を読んでいたのでどうなるかを知っていたがそれでも泣けた。
戦争の悲惨さ、生きてることの素晴らしさ、家族愛など考えさせられる事がたくさんあった。
映像もVFXがすごくて、空中のシーンは本当に自分が飛んでいるような気がした。
 
ひとつ気になったのは、姉の慶子にいいよっていた新聞記事のくだりがバッサリなくなっていたことだ。
ストーリー的にいなくても問題ないし、時間的にも入れ込むのは無理だったのかもしれない。

ひねくれた見方かもしれないけど、戦争は新聞社が起こしたものだみたいなくだりが原作にあって、それなのに映画製作で新聞社からの提供を受けているから、カットされたのかなーって思っちゃった!

特攻なんて無意味だからやめようと現場からいくら言っても聞き入れられなかったり、現場を知らない幹部の一存で物事が決まったり、幹部は出世しか考えてなかったり。
世間も戦争中は兵士をもてはやしてたのに、戦争が終わったとたん戦犯扱いになったり。
これって、現代の日本にも当てはまるなぁ。




自分のしたことは自分にかえってくる

東京都知事の猪瀬さんが辞職しましたね。この事件で私が一番興味がでたのは、徳洲会徳田虎雄さんだ。

車椅子に乗って文字盤で会話をしている人ね。最初この映像をみてもなにやってるのか全く分からなかった。

 

ALS(筋萎縮性側索硬化症)という原因不明の難病だって。突然身体の機能が失われていく。全身の筋力が萎縮し筋力が大幅に下がることで日常生活が困難になる病気。

 

進行が早くあっという間に症状が悪くなる。起き上がれなくなり歩けなくなり呼吸もできなくなる。最後まで残るのが目なので瞬きで文字をしめす。

この病気はきついなと思ったのは、身体の機能はどんどん失われていくのに、脳は最後までクリアなまま。

怖いわー、この病気。治療がないそうだ。

 

 人工呼吸をつけないと、寿命は長くない。身体の自由が利かないので生活全てが全介助。トイレもお風呂も、寝返りすらできない。

もちろん本人の精神的苦痛ははかりしれないが、家族も壮絶でしょう。

 

自分が全介助になったら、家族は自分を介護してくれるだろうか。

 

病気になった時の、家族の反応、行動は今までの家族関係の凝縮された姿。

家族関係がうまくいっていれば自然と介護できるだろう。家族関係がうまくいっていなければ家族の介護も薄いかも。

病気になっていきなり家族がやさしくなるということはない。

 

自分のしたことは回りまわって帰ってくる

目印はオレンジリング

認知症ってなんだ?

 

ボケとか痴呆とか昔は言われてましたけど、最近は認知症。

テレビのドキュメンタリー番組やニュースとかでたまにきく。でも、いままで興味がなかったのでこの話題が出たとたんチャンネルを変えたり、トイレに行ったりしてた。

 

認知症サポーター養成講座というのを受講してきた。2時間程度の講習会で認知症が学べる。

 

学んだこと

・高齢者の15%以上は認知症

・患者数は2012年の調査では、462万人。2030年には700~900万人になる。これは全人口!!!!の6~9%。

・高齢者の5人に一人が認知症。75歳から急激に増加。85歳以上は2人に一人が認知症。

・日本人の認知症になる割合は外国と比べ2~3倍高い

 

伝えたいこと

日本やばい

 

みんなで助け合わないと間に合わない。そのための一歩としてまずは正しい知識を。

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受講後にオレンジリングもらえる。これをつけている人は認知症サポーター